厚生労働省の令和5年簡易生命表によると、
日本人の平均寿命は、男性で81歳、女性は87.14歳です。
また、平均余命を見ると、男性75歳の方の平均余命は12.13年、
女性75歳の平均余命は15.74年となっています。
つまり、男性で75歳の方は、87歳までは生存し、
女性で75歳の方は、90歳まで生存する可能性が高い
ということになります。
次に健康年齢の話をします。
健康年齢とは、読んで字のごとく
健康な状態でいられる年齢。
難しい言葉でいうと、「健康上の問題で日常生活が
制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。
高齢白書(令和4年版)によると、
健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています
健康寿命と、平均寿命の差は、
男性で8.5年、女性で12年あります。
この期間は、不健康な状態であると言えます。
平均寿命が年々長くなっている今、
平均寿命と健康寿命の差がさらに開くということは、国家として
医療費・介護費(社会保障費)などの負担が増え、
個人や家族の生活の質も低下します。
自分のため、社会のため、少しでも健康寿命を延伸できるよう、
ひとりひとりの努力が必要です。