社会的に老後に向けた資産形成ニーズが高まりを見せており、
金融庁は新NISAの主軸とした”投資による資産形成”を
強く推し進めています。
投資には様々な種類がありますが、
本日は様々な投資の特徴について、
お話をさせていただきます。
■預貯金や国債
老後の資産形成をするにあたり、最も安全な投資先は、
預貯金と国債です。
元本割れのリスクが小さく安定した資産運用ができます。
ただ、非常に低金利での運用になりますので、
昨今の物価上昇に届かず、ただお金を持っているだけでは、
世の中の価値に対し、資産が減少することになります。
■株式投資
株式は価格の変動がある分、上手く運用できれば非常に
高い利回りを期待できます。
しかしリターンの反面、株価次第では、
資産を失くすという大きなリスクも存在します。
個人投資家は、結果として高値で買って、
安値で売るというケースも多いです。
■REAT
REATとは、Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)
の略です。
投資家から集めた資金で不動産を購入し、その収益を
投資家に分配する金融商品です。
株式同様に、価格変動のリスクがありますが、
不動産は物価上昇や、インフレの局面に強いため、
分散投資先として、一定の人気があります。
不動産でありながら、市場での換金が容易なことが特徴です。
■不動産小口化商品
不動産小口化商品は、REATと同様、
不動産を投資対象としながらも、
多額の資金を必要とせず、小口の投資が
可能なことからも上記の名前がつけられています。
利回りは、3~8%程度と比較的高利回りです。
(※中には10%を超えるようなものもありますが、
個人的には眉唾もので、リスクを感じます)
災害が多い日本において、エリアを集中した投資は、
万が一、大地震等の影響を受けると甚大な損害を受けます。
様々な地域の小口化商品を購入することで、
不動産投資における最大のリスクを回避できる
ことが魅力です。
株式やREATと違い、市場取引が行われないため、
他者への売却はできず、換金性がよくないため、
安定した資金での投資が必須となります。
利回りは固定ですが、元本は保証されていません。
投資した不動産の価格下落による
利回り低下(もしくは元本割れ)リスクが存在します。
多くの優良な事業者では、「優先劣後」の仕組みを採用し、
不動産の価格下落リスクを抑えています。
今日は様々な投資について、
基本的な違いを簡単に書きました。
投資には人それぞれ好みがあると思いますが、
個人的にはリスクを抑えながら、
リターンとリスクがほど良いバランスの不動産小口投資が
日本人には合うような気がします。
またあらためて、不動産小口化商品について
書いてみたいと思います。
それでは。