今日は、日本のこどもの人口について、客観的な数字をあげていきたいと思います。
総務省や厚生労働省の発表では、
2024年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口)は、
前年に比べ33万人少ない1401万人で、
1982年から43年連続の減少となり、
過去最少となりました。

こどもの数を年齢3歳階級別にみると、
0~2歳が235万人(総人口にしめる割合1.9%)
3~5歳が257万人(同2.1%)、6~8歳が288万人(同2.3%)、
9~11歳が305万人(同2.5%)、12~14歳が317万人(同2.6%)

こどもの割合は、1950年には35.4%と、なんと総人口の3分の1を超えていました。
第1次ベビーブーム期(1947年~1949年)後の出生児数の減少を反映し、
1970年には23.9%まで低下、その後、第2次ベビーブーム期
1974年には24.4%まで上昇したものの、
1975年から再び低下を続け、
2024年は11.3%で過去最低となりました。
1950年の1/3以下とは驚きです。
ニュースで子供の出生率や出生数が
何年連続で減少という話は聞くことがありますが、
年齢3区分でみると、現代の年齢分布が
よくないものであることを肌で感じます。
50年前の1975年と割合を比較しても、
子供は半分以下、高齢者にいたっては、3.69倍です。


子供の割合は50年連続で減少しています。
わたくしの生まれた年は、出生数が1,901,440人でしたので、
2023年の出生数758,631人は、39.8%です。
子供会も参加者が少ないわけです。
反対に高齢者は74年連続の増加となっています。
少子化の起こる原因はいろいろありますが、
一番は経済や社会の発展です。

先進国は少子化傾向で、アフリカや南米は子供が多いです。
社会がより効率的になり、経済成長が進むほどに、少子化していくなら、
この流れは変わることはないのでしょうね。
ひとりひとりが個別に、自分と家族と向き合うことが必要だと感じます。