
前回は、NHKの教養番組ブラタモリで放送された
東海道53次の番組内容に沿って、
桑名市の七里の渡しをご紹介しました。
さて、今回はその続きです。
桑名市から1号線をずーっと南下していくと、
四日市市にある「日永の追分」にたどり着きます。

左に行くと、伊勢路。右へ行くと東海道。
旅行の人は左の伊勢路へ向かい、
商売の人は、右の東海道へ向かいました。
番組では、伊勢神宮への参拝は、
当時の日本人にとって大変な人気があり、
一生に一度でいいから行きたいと願う夢でした。
そこで、伊勢商人である渡辺六兵衛が、
東海道を忙しく行き来する人達が、
伊勢神宮に行った気になるように、
伊勢神宮への参道と、東海道の交差する場所に
1774年に「鳥居」を置いたとのことです。
(鳥居は時折建て替えれており、
現在の鳥居は9代目らしいです)

出典元:三重県立美術館所蔵品より)https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
ホームページ>コレクション>所蔵品検索>作者から探す>
歌川広重>「丸清版・隷書東海道五十三次」より
(四日市・日永村追分 参宮道)

鳥居の下には、湧き水が出ており、
地元の方が水を汲みに来ていました。

追分という言葉の意味は、道が2手に分かれることを指すのですね。
50年生きてきて、初めて知りました。(-_-;)
今週末2回目のブラタモリの放送が楽しみです。