地震が発生した時などに、スマホ(携帯)から異常音と
地震の到来を知らせる音声が流れます。
スマホ(携帯)をお持ちの皆様は、ご経験があるのではないでしょうか?
気象庁では、地震による強い揺れが来るときには「緊急地震速報」を、
津波による災害の発生が予想されるときには
「津波警報」等を発表しています。
最大震度5弱以上の揺れが予想されるときに、震度4以上の揺れが
予想される地域に対し、緊急地震速報が発表されます。
(※現在は長周期地震動階級3以上を予想した場合にも
緊急地震速報が発表されています。)
緊急地震速報が発表されてから、すぐに地震の強い揺れが来ます。
一体なぜ、地震が起きる直前に我々は地震が来ることを
知ることができるのでしょうか?
出典:気象庁ホームページ
(https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/shikumi/whats-eew.html)
まず地震が発生すると、震源からは揺れが波となって
地面や地中を伝わります。
地震波には2種類の波があります。
速いスピードで伝わる波をP波、スピードは遅いが揺れは強い波を
S波といいます。
緊急地震速報は、P波とS波の伝わる速度の差を利用して、
地震計がP波を検知すると、震源の位置や地震の規模、
震度等を自動で計算・予測し、S波が伝わってくる前に強い揺れが来る
ことをアナウンスしています。
地震が来ることが即座にわかるように、スマホ(携帯等)からは、
専用の音が流れてきます。
どんな音か思い出せない方は、
それぞれの携帯端末会社のホームページから、
緊急地震速報の音を確認しておくと、
いざというときに即行動に映ることができるので良いと思います。