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2025[Mon]
10.06

10月上旬から備える!シニア世代のためのインフルエンザ徹底対策

健康なくらし日々雑感


すがすがしい秋晴れが気持ち良い10月となりましたが、この時期からインフルエンザの流行シーズンに向けた準備が必要です。特に免疫力が低下しやすいシニア世代にとって、インフルエンザは決して「ただの風邪」ではありません。重症化を防ぐために、10月上旬に始まる予防接種と日々の備えを始めましょう。


数字で知るインフルエンザの本当の怖さ

予防の重要性を理解していただくために、国内のインフルエンザによる死亡者数の実態を見てみましょう。

インフルエンザによる死亡者数には、主に2つの統計があります。

統計の種類意味例年の年間推計(人)
直接死死亡診断書に「インフルエンザ」と直接記載された数。数百人〜3,000人台
超過死亡インフルエンザの流行によって間接的に増えた死亡者数(肺炎、心不全などの悪化)を含めた推計値。約10,000人

超過死亡「約1万人」に注目を!

  • 毎年、インフルエンザが引き金となって持病(心臓病、糖尿病など)を悪化させ、間接的に亡くなる方はおよそ1万人と推計されています。これは、交通事故による年間死亡者数を遥かに超える数字です。
  • この数字からも、インフルエンザが命に関わる病気であること、そして予防がいかに重要であるかがわかります。

10月上旬の最優先事項:予防接種

  • 接種開始のタイミング:多くの自治体では、65歳以上の方の定期接種が10月1日頃から始まります。自治体からの通知や医療機関の予約状況をすぐに確認し、接種の計画を立てましょう。
  • 重症化を防ぐ効果:ワクチンは、感染を完全に防げなくても、インフルエンザに感染した際の重症化を防ぐ上で非常に高い効果が期待できます。
  • 接種のベストタイミングワクチン効果が出るまでに約2週間かかり、効果は約5ヶ月間持続します。流行前の10月〜11月中に接種を済ませるのが理想的です。


日常生活で徹底したい感染予防の基本

予防接種と合わせて、日々の習慣がウイルスから身を守ります。

  • 正しい手洗いと、うがい:石鹸で指の間や手首まで丁寧に洗い、外出から戻ったら必ずうがいを徹底しましょう。
  • 室内の湿度管理:空気が乾燥するとウイルスが活発になります。加湿器などを使い、湿度50〜60%を目安に保つように心がけてください。
  • こまめな換気:室内の空気の入れ替えを行うことで、ウイルス濃度を下げる効果があります。


負けない体」を作るための体調管理

免疫力を高めることが、最大の防御策です。

  • バランスの良い食事:免疫力維持に欠かせない**タンパク質(肉、魚、大豆製品)や、ビタミンを意識して摂りましょう。旬のきのこや根菜もおすすめです。
  • 質の良い睡眠:睡眠不足は免疫力を低下させます。秋の夜長に質の高い睡眠をとるため、就寝前のカフェインを控えたり、軽いストレッチを取り入れたりしましょう。
  • 適度な運動:激しい運動は不要ですが、毎日のウォーキングやラジオ体操などで体を動かすことで、体温が上がり免疫力アップに繋がります。

インフルエンザは決して油断できない病気ですが、10月上旬から予防を始めることで、そのリスクを大きく減らすことができます。ぜひ、この記事をきっかけに、予防接種の予約と日々の健康習慣を見直してみてください。


シニアライフアドバイザー ライター:添田 浩司

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