5月26日は、東名高速道路の全線開通を記念する 「東名高速道路記念日」です。1969年(昭和44年)のこの日、東名高速道路の最後の区間である大井松田IC~御殿場IC間が開通し、日本の大動脈である東京と名古屋を結ぶ全長346.7kmの高速道路が完成しました。
愛知県民にとって、東名高速道路はまさに「生活の一部」と言っても過言ではありません。 東名高速道路の存在は、日々の暮らしやレジャーに欠かせないものとなっています。
東名高速道路が愛知県にもたらしたもの
東名高速道路の開通は、愛知県の発展に多大な影響を与えました。
- 日本の産業を支える大動脈: 愛知県は言わずと知れた日本のモノづくり拠点。東名高速道路は、トヨタをはじめとする多くの企業の製品を全国へ、そして世界へと運ぶ上で不可欠な存在です。私たちの身近な製品が、この道を通り届けられていると考えると、その重要性を改めて感じます。
- レジャーの選択肢が広がる: 東名高速道路のおかげで、静岡方面への観光や、東京ディズニーリゾートなどの遠隔地への旅行がぐっと身近になりました。ゴールデンウィークや夏休みには、東名高速道路を利用して、伊豆や箱根へ足を延ばす方も多いのではないでしょうか。
- ビジネスの発展に貢献: 東京や静岡とのビジネス連携が活発になり、愛知県の経済成長を力強く後押ししています。
ドライブのオアシス!東名高速道路の有名SA巡り
東名高速道路には、個性豊かで魅力的なSA・PAが点在しています。
1. 海老名サービスエリア(上り・下り)
言わずと知れた日本最大級のサービスエリアです。特に上り線は、まるでテーマパークのような賑わい。有名パン屋さん「メロンパン」は行列必至ですが、それも納得の美味しさです。ご当地グルメやお土産も豊富で、ここだけでかなりの時間を過ごせてしまいます。下り線も広々としていて、フードコートやショッピングコーナーが充実しています。
2. 富士川サービスエリア(上り・下り)
絶景好きにはたまらないSA!特に上り線からは、雄大な富士山を真正面に望むことができます。天気の良い日には、その姿に思わず息をのむほど。観覧車「フジスカイビュー」もあり、さらに高い位置から富士山と駿河湾を一望できます。お食事処も充実しており、富士山を眺めながらの食事は格別です。
3. 牧之原サービスエリア(上り・下り)
静岡県といえば「お茶」。牧之原SAは、お茶どころ静岡の魅力を存分に感じられるSAです。お茶を使ったスイーツやソフトクリームはもちろん、お茶の詰め放題など、お茶好きにはたまらないコーナーも。広々とした休憩スペースもあり、長距離運転の疲れを癒すのにぴったりです。
4. 浜名湖サービスエリア(上り・下り)
美しい浜名湖の景色を堪能できるSAです。湖畔に面しており、開放感のある雰囲気の中で休憩できます。うなぎパイなど、浜松ならではのお土産が豊富に揃っています。特に夕暮れ時は、湖面に夕日が映り込み、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
5. 東郷パーキングエリア(上り・下り)
名古屋ICのすぐ手前、愛知県にあるPAです。大規模なSAではありませんが、名古屋への玄関口として重要な役割を担っています。名古屋めしを気軽に楽しめるフードコートや、名古屋土産を取り扱う店舗もあり、最後の休憩やお土産購入に立ち寄る人も多いです。
開通から半世紀以上が経ち、東名高速道路は老朽化対策やリニューアル工事が進められています。 これからも、安全で快適なインフラとして、日本の経済を担っていっていただきたいものです。