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Machi Guide
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2025[Sun]
07.20

第2回 「専修寺」を歩く~歴史を紡ぐ真宗高田派~

歴史専修寺



これから充実したシニアライフをお考えの皆様、こんにちは!

前回は、津市一身田町にあります真宗高田派本山・専修寺の壮大な「山門」と「唐門」、そして夏の風物詩である蓮の花の美しさについてご紹介しました。今回は、専修寺が歩んできた歴史と、その背景にある「真宗高田派」について、そして蓮の花をさらに深く楽しむための取り組みについて、引き続き、深掘りしていきたいと思います!

専修寺の歴史と「真宗高田派」とは?

専修寺は、鎌倉時代に親鸞聖人によって開かれた、浄土真宗の寺院です。親鸞聖人は、すべての人が阿弥陀如来の救いによって極楽浄土へ往生できるという教えを説き、多くの人々の心を救いました。

専修寺は、親鸞聖人が関東で布教活動をされていた際に、現在の栃木県真岡市に創建されたのが始まりとされています。そこから、なぜ津市に本山が移ってきたのでしょうか?

実は、関東での教団が分裂したことや、戦乱の影響もあり、1465年(寛正6年)に真慧上人によってこの津市一身田に移転してきました。この地に移ってからも、幾度となく火災などの苦難に見舞われながらも、その度に再建され、信仰の中心として発展を遂げてきました。現在の多くの建物は、江戸時代に再建されたものです。

「真宗高田派」とは、浄土真宗の十派ある宗派の一つで、専修寺を本山としています。親鸞聖人の教えを忠実に受け継ぎ、特に「専修念仏」、すなわちひたすらに念仏を唱えることの重要性を説いています。全国に広がる約600の末寺とともに、その教えを現代に伝えています。そのルーツを辿ると、親鸞聖人が直接開かれた寺院が「専修寺」であり、その教えを正しく受け継ぐという強い意志が、宗派の名称にも込められているのです。

国宝に指定された「御影堂」と「如来堂」の秘密に迫る!


前回も触れましたが、専修寺の「御影堂」と「如来堂」は、国の宝である「国宝」に指定されています。これは、単に古い建物だからというだけでなく、日本の建築史において極めて重要な価値を持つと認められた証です。

「御影堂」は、親鸞聖人の木像が安置されているお堂で、その巨大な規模と、細部にわたる精巧な装飾は、当時の最高の技術と美意識が結集されたものです。1666年(寛文6年)に再建され、その後の度重なる改修を経て、2017年には御影堂と如来堂の両方が国宝指定を受けました。この指定は、専修寺の伽藍が、近世真宗寺院建築の代表作であり、学術的・歴史的価値が高いと評価された結果です。

また、「如来堂」は、阿弥陀如来像が安置されており、こちらもまた、その荘厳な佇まいが訪れる人々を圧倒します。1659年(万治2年)に再建されたもので、御影堂と共に、日本の木造建築の技術の粋を集めています。

これらの国宝建築の魅力は、その屋根にもあります。重厚な瓦葺きの入母屋造の屋根は、反りが深く、軒先が大きく張り出しているのが特徴です。屋根の曲線美を眺めるだけでも、日本の伝統建築の奥深さを感じられることでしょう。これら二つの国宝は、専修寺が歩んできた信仰の歴史と、それを支えた匠たちの技の結晶なのです。

蓮を愛でる「蓮の会」




専修寺の夏の風物詩である蓮の花は、多くの人々に愛されています。実は、専修寺には、この蓮の花の美しさを守り、育てる活動をしている「蓮の会」という団体があるのをご存知でしょうか。


「蓮の会」の皆様は、蓮池の清掃や、蓮の株の管理、水やりなど、年間を通して丹精込めて蓮の世話をされています。そのおかげで、毎年夏には、あんなにも見事な蓮の花が咲き誇るのです。特に早朝の開花時には、会員の方々が熱心に蓮の様子を観察し、その美しさを共有されています。

蓮の花は、早朝に開花し、午後には閉じてしまう一日花です。蓮の会の方々は、早朝から活動され、その美しい瞬間を見守り、蓮の魅力を多くの人に伝える努力をされています。まるで蓮の開花時刻を計り、最高の瞬間を逃すまいとする姿は、まさにプロフェッショナル!専修寺の蓮の花がこれほどまでに美しいのは、こうした影の努力があるからこそなのですね。


シニア向け住宅アドバイザー ライター:添田 浩司

安心安全な住まい、日々の健康や、自分らしい暮らしに役立つ情報、地域の話題などを、様々な視点から配信していきます。

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