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2025[Sun]
08.17

今日はパイナップルの日

今日は何の日日々雑感あの頃



皆様、こんにちは。

さて、本日8月17日は「パイナップルの日」です。「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせ、面白いですね。甘い香りが魅力のパイナップルですが、皆様にとってはどのような果物でしょうか?


私が子供だった1970年代後半は、スーパーでも置いてありましたが、果物専門店のショーケースで、リボンをかけられて鎮座しているイメージが強い、少し特別な果物だったように思います。


ですが、今の70代、80代の皆様にとっては、私たちの世代が感じる以上に、もっと特別な果物だったのではないでしょうか。



パイナップルとバナナが「夢の果物」だった時代

なぜ、昔はパイナップルが高級品だったのか。それにはちゃんとした理由があります。


実は、今から50年以上前の1971年(昭和46年)まで、生のパイナップルの輸入は政府によって厳しく制限されていました。同様に、バナナも1963年(昭和38年)までは輸入が自由化されておらず、非常に高価な果物でした。「病気のお見舞いといえばバナナ」というイメージは、この時代の名残です。


では、なぜこれらの美味しい果物の輸入が制限されていたのでしょうか? 理由はパイナップルもバナナも共通しており、戦後の日本が一生懸命に復興を目指していた、当時の社会状況が深く関係しています。


一番の理由は、「外貨」が非常に貴重だったからです。 戦後の復興から高度経済成長期にかけて、日本は自動車や家電を作るための鉄鉱石や機械、工場を動かすための石油などを外国から輸入する必要がありました。その支払いに使うドルなどの「外貨」は、当時の日本にはほとんどありませんでした。


国としては、限られた貴重な外貨を、国の発展に不可欠な産業のために優先的に使いたかったのです。そのため、パイナップルやバナナのような果物は、残念ながら「贅沢品」と見なされ、輸入の量を厳しく制限する「外貨割り当て制度」の対象となっていました。



沖縄のパイナップル、島の経済を支えた黄金の果実

パイナップルの輸入制限には、もう一つ、国内の生産者を守るという大切な目的もありました。 特に、翌1972年に本土復帰を控えていた沖縄では、パイナップルは島の経済を支える非常に重要な作物でした。

具体的なデータを見てみると、沖縄のパイナップル生産は、本土復帰前の1960年代に最盛期を迎えます。沖縄県の資料によると、1969年(昭和44年)には、生産量がピークの約10万1000トンに達しました。これは、現在の沖縄県の生産量の10倍以上にあたる驚くべき数字です。まさに島中がパイナップル畑で覆われ、島民の生活を支える「黄金の果実」だったのです。

もし、復帰の前に安い外国産のパイナップルが大量に日本に入ってきてしまうと、沖縄のパイナップル農家の方々が大変な打撃を受けてしまいます。そうした国内、特に沖縄の事情も、輸入制限が続いていた大きな背景の一つだったのです。

私たちの暮らしが豊かになり、貴重な外貨に余裕ができたこと、そして沖縄の本土復帰という大きな節目を迎える中で、様々な経緯があり、輸入が自由化され、憧れのパイナップルが私たちの食卓にも届くようになりました。


50代の私たちが知るべき、親世代のための健康効果

そんな憧れの果物が、今では気軽に楽しめるようになりました。本当に良い時代になったものです。そして嬉しいことに、この美味しいパイナップルは、シニア世代の体をいたわる栄養素がたっぷり含まれています。


私たち50代も、親の健康が気になる世代。ぜひ、パイナップルの力を活用してみませんか?


  • 夏の疲れに、優しい活力 クエン酸が豊富で、夏バテ気味の体の疲労回復を助けます。
  • 食欲がない時のお助け役 たんぱく質を分解する酵素「ブロメライン」が、お肉などの消化をサポート。「最近、お肉を食べると胃がもたれる」というご両親にも、料理に少し添えてあげるだけで喜ばれるはずです。
  • 気になる血圧やむくみに 豊富な「カリウム」が、体内の余分な塩分を排出するのを手伝ってくれます。
  • 骨の健康や若々しさの維持に 骨の形成を助けるマンガンや、お肌の調子を整えるビタミンCも含まれています。

美味しいパイナップルの見分け方と楽しみ方

せっかくなら、美味しいものを選びたいですよね。簡単なコツは3つです。



  1. :下の方がふっくらと丸い「下ぶくれ」の形。
  2. 重さ:ずっしりと重みがあるもの。
  3. 香り:お尻の部分から甘い香りがするもの。

買ってきたら、よく冷やしてそのままいただくのが一番ですが、カットしてヨーグルトに乗せたり、豚肉と一緒にソテーにしたりするのもおすすめです。お肉が驚くほど柔らかくなります。



まとめ

かつては「特別な果物」だったパイナップル。 今年の「パイナップルの日」は、ご両親や大切な方と一緒に、「昔はこういう理由で、なかなか食べられなかったんだよ」なんていう歴史話に花を咲かせながら、甘酸っぱい果実を味わってみてはいかがでしょうか。


便利な時代になったことに感謝しつつ、美味しい旬の果物の力も借りて、この厳しい残暑を元気に乗り切っていきましょう。

シニア向け住宅アドバイザー ライター:添田 浩司

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