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2025[Sat]
09.27

9月27日は「女性ドライバーの日」

今日は何の日日々雑感




9月27日は「女性ドライバーの日」。今では女性がハンドルを握るのは当たり前の光景ですが、実はこの記念日は、日本の女性の社会進出における歴史的な一歩を記念したものです。

大正時代から現代に至るまでの女性ドライバーの道のりを振り返りながら、今、私たちが考えるべき「安全運転」と「免許の返納」について掘り下げていきましょう。

100年前の快挙!「女性ドライバーの日」の由来

「女性ドライバーの日」のきっかけは、今から100年以上前の1917年(大正6年)9月27日にさかのぼります。

この日、栃木県の渡辺はまさん(当時23歳)が、日本の女性として初めて自動車運転免許を取得しました。当時は、自動車そのものがまだ珍しく、女性が運転技術を学ぶなど想像もされていなかった時代です。

渡辺さんは、勤め先の自動車商会で見習い運転手として働きながら技術を磨き、当時の難しい試験を一発で合格したと言われています。彼女の勇気ある行動は、女性が新しい分野へ進出する大きなきっかけとなり、後の女性たちに「やればできる」という自信を与えてくれました。


女性ドライバーの数の劇的な変化

渡辺はまさんが免許を取得した1917年から現在まで、日本の女性ドライバーの数はどのように増えてきたのでしょうか。約20年ごとの保有者数の推移を見ると、その変化の大きさがよくわかります。

年(時代)女性運転免許保有者数(概数)全保有者に占める女性の割合時代のポイント
1917年(大正6年)1人ほぼ 0%日本女性初の免許取得
1969年(昭和44年)約350万人約17.0%モータリゼーションの進展。「主婦の足」として自家用車が普及し始める。
1989年(平成元年)約1,990万人約37.6%バブル景気で女性の社会進出が加速。車がレジャーや自己実現のツールに。
2009年(平成21年)約3,560万人約44.4%AT限定免許の普及などで取得が容易に。運転が生活の一部として定着。
2023年(令和5年)約3,770万人約46.0%免許保有者全体に占める割合が半数に迫り、男女の差がほぼなくなる。

出典:警察庁「運転免許統計」、および各種報道・研究データより作成

この表から、かつてはごく限られた人の特権だった運転が、戦後の高度成長と女性の社会進出に伴い、「生活の必需品」、そして「自由な生き方を支えるツール」へと変化してきたことが見て取れます。


安全な運転と「卒業」のタイミング

大正、昭和、平成、令和と、長い期間運転を続けてきた私たちは、まさに日本の自動車社会の生き証人です。しかし、加齢に伴い運転能力が変化するのも事実。安全なカーライフを送るために、現代の課題についても目を向けましょう。

近年、高齢者による痛ましい事故のニュースを受けて、運転免許の自主返納が注目されています。いつまで運転を続けるべきか、迷いや不安を感じている方もいるでしょう。

警察庁のデータを見ると、運転免許を自主返納される方の平均年齢は、現在おおよそ79歳となっています。

項目データ(2023年時点の概算)
自主返納者の平均年齢約79歳
返納者が最も多い年齢層70歳〜79歳で約半数を占める


多くの人が、70歳を超えてからの免許更新の際に、ご自身の運転能力と真剣に向き合い、80歳を迎える前に「卒業」という選択をしていることがわかります。特に、70歳からの高齢者講習は、自分の能力を客観的に測る良い機会となります。


免許返納は「安心を買う」選択

免許の自主返納は、生活の不便さや寂しさを伴うかもしれませんが、ご自身とご家族の「安心」を買うための、前向きな選択です。

自主返納すると、「運転経歴証明書」が発行され、公的な身分証明書として使えるだけでなく、バス・タクシー料金の割引や協賛店での優遇サービスなど、各自治体や企業が提供するさまざまな特典が受けられます。


安全運転を続けるにしても、卒業を決断するにしても、ご自身の体調や生活環境をよく見極めることが大切です。9月27日を機に、ご家族や友人と、今後のカーライフについて話し合ってみてはいかがでしょうか。


シニア向け住宅アドバイザー ライター:添田 浩司

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