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2026[Thu]
01.22

【1月22日はカレーの日】大寒波の夜に、カレーの語源と歴史を紐解く

今日は何の日日々雑感



今日は強烈な大寒波が到来し、芯まで冷える一日となっています。 窓の外の厳しい寒さに、温かい春が待ち遠しくなりますね。皆さま、暖かくしてお過ごしでしょうか。

さて、そんな寒い日にこそ話題にしたいのが、今日1月22日の「カレーの日」です。 1982年、全国の学校給食で一斉にカレーが出されたことを記念した日ですが、今日は少し視点を変えて、この料理の「名前の由来」や歴史について深く掘り下げてみたいと思います。

■誰が「カレー」と名付けたのか?

そもそも、発祥の地であるインドには「カレー」という名前の単一料理は存在しません。それぞれの家庭や地域で、スパイス(マサラ)を調合して作る煮込み料理があるだけです。では、誰がこれを「カレー」と呼び始めたのでしょうか? 特定の「名付け親」がいるわけではありませんが、有力な説は16世紀から17世紀の大航海時代にさかのぼります。

南インドのタミル語で、食事の具や汁、あるいは「ご飯にかけるタレ」を意味する「Kari(カリ)」という言葉があります。 当時、インドに渡ってきたポルトガル人や、その後のイギリス人が、スパイスを使った煮込み料理全般を指す言葉として、この「Kari」を英語風に発音し、「Curry(カレー)」という名称が定着したと言われています。 つまり、現地の「おかず」という意味の言葉が、西洋人の耳を通ることで、特定の料理ジャンルとしての「カレー」に生まれ変わったのです。

■日本への伝来と進化 その後

イギリスで小麦粉を使ってとろみをつけた「欧風カレー」が誕生し、明治時代の文明開化とともに日本へ伝わりました。 日本で最初に「カレー」という言葉が登場した文献の一つが、福沢諭吉の「増訂華英通語」だと言われています(当時は「コルリ」と表記されていました)。時を経て、カレーは日本の国民食となりました。 現在、日本にカレーの種類がいくつあるかご存じでしょうか? 欧風、インド、タイ、スープカレー、そして金沢カレーのようなご当地もの……その数はまさに無限です。 大手チェーン「CoCo壱番屋」だけでも国内に約1200店舗以上(2025年時点)あり、個人の専門店やカフェを含めると、日本全国のカレー提供店は膨大な数に上ります。特に石川県や鳥取県などは、人口あたりのカレー店舗数が多い「カレー県」として知られています。

■寒さ対策としてのスパイス

今日のような大寒波の日には、カレーは理にかなった食事です。 スパイスに含まれる成分は、漢方薬でいう「薬膳」そのもの。内側から体を温め、代謝を促してくれます。今夜は、遠いインドの「カリ」という言葉と、海を渡ってきた歴史に思いを馳せながら、スパイスの効いた熱々のカレーで冷えた体を温めてはいかがでしょうか。

シニアライフアドバイザー ライター:添田 浩司

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