本日11月19日は「世界トイレの日」です。この記念日は、世界的な衛生環境の改善を訴えるため、国連が定めた国際デーです。
ユニセフやWHOの報告によると、現在も世界人口の約20億人が基本的な衛生設備を利用できず、屋外排泄を強いられている状況にあります。安全なトイレの普及は、感染症の予防と命を守るための喫緊の課題なのです。
私たちは世界トップクラスの衛生環境にありますが、シニア世代にとっての「トイレ」は、単に衛生的であるだけでなく、「家庭内事故」や「ヒートショック」のリスクが潜む、安全対策が最も重要な空間です。
このブログでは、皆様がご自宅で安心して暮らせる「いいトイレ」の条件と、健康を守るための環境づくりについてご紹介します。
シニアが注意すべきトイレの二大リスク
ご自宅で起こる高齢者の事故のうち、浴槽や階段と並んで多いのがトイレでの事故です。
- 転倒・転落リスク 厚生労働省の統計によると、家庭内で高齢者が怪我をする場所として、居室に次いでトイレや浴室が多いことが分かっています。小さな段差や、立ち上がりの際のふらつきが原因で転倒し、骨折などの重傷に至るケースが少なくありません。
- ヒートショックのリスク 特に冬場、暖かい居室から、暖房のない寒いトイレへ移動する際に、急激な温度差で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞などを引き起こす「ヒートショック」は深刻な問題です。
安全で快適な「いいトイレ」の3つの条件
シニア世代が自宅のトイレ環境を見直す際にチェックすべき3つの条件です。
- 完全なバリアフリーと補助の確保
- 段差の解消: トイレの出入り口はもちろん、室内の段差をなくすことで、つまずきを防ぐことが極めて重要です。
- 手すりの設置: 立ち座りや姿勢を安定させるために、便器の横や壁に手すりをしっかりと設置しましょう。工務店などに相談し、使用者の体格に合った高さ・位置に設置することが大切です。
- 十分なスペース: 介助や将来的な車椅子の使用を考慮し、便器の周りに余裕のある空間を確保できると理想的です。
- 段差の解消: トイレの出入り口はもちろん、室内の段差をなくすことで、つまずきを防ぐことが極めて重要です。
- 温度差を解消する環境づくり 住居全体で断熱リフォームを行うのが理想ですが、トイレ単独で対策をする場合は、小型の人感センサー付き暖房器具を設置し、急な冷え込みを防ぎましょう。これにより、ヒートショックのリスクを軽減できます。
- 清潔・負担軽減を実現する設備
- 清掃しやすい素材: 掃除が簡単でカビが生えにくい素材を選ぶことで、高齢者にとって負担の大きい清掃の手間を減らせます。
- 機能性の活用: 最新のウォシュレットは、清潔維持と同時に身体的な負担を軽減してくれます。
- 清掃しやすい素材: 掃除が簡単でカビが生えにくい素材を選ぶことで、高齢者にとって負担の大きい清掃の手間を減らせます。
健康管理としてのトイレ
トイレは、排泄を通じてご自身の体調を毎日チェックできる「健康の窓」でもあります。
- 夜間頻尿への配慮: 夜中にトイレに行く回数が増えると、転倒リスクが高まります。寝室からトイレまでの動線を安全にし、足元に十分な明るさの照明を設置することが大切です。
- 体調の変化に気づく: 尿の色や量、回数、そして便の状態などを日々観察することは、病気の早期発見につながります。
ご自身の安全と健康を守るためにも、この「世界トイレの日」に、ご自宅のトイレ環境を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。






