今日から2月です。 カレンダーをめくりながら、気持ちを新たにした方も多いのではないでしょうか。
陰暦(旧暦)では、2月のことを「如月(きさらぎ)」と呼びます。 響きも漢字も美しいこの言葉ですが、その由来には諸説あります。
今日は、そんな「如月」の語源について、いくつかご紹介したいと思います。
■寒さが厳しいから「衣更着(きさらぎ)」
最も有名で、実感として分かりやすいのがこの説です。 2月といえば、立春を迎えるとはいえ、まだまだ寒さが厳しい時期。 寒さのために、衣を更に重ねて着ることから、「衣更着(きさらぎ)」となったという説です。暖房器具がなかった時代、人々は着物を重ねることで暖を取り、身を守っていました。
■ 春の陽気が来るから「気更来(きさらぎ)」
一方で、寒さの中にも希望を見出す説があります。 それが「気更来(きさらぎ)」です。冬の陰気が去り、春の陽気(気)が更に来る、草木が芽吹き始めるという意味です。 「衣更着」が今の寒さに目を向けているのに対し、「気更来」はこれから訪れる春の暖かさに期待を寄せているのが対照的です。
■草木が張り出す「草木張月(くさきはりづき)」
こちらは植物の様子に由来する説です。 春に向けて、草木が芽を張り出す月であることから、「草木張月(くさきはりづき)」と呼ばれ、それが転じて「きさらぎ」になったと言われています。 土の中でじっと春を待っていた命が、準備を始める月。そう考えると、枯れ木のように見える庭の木々も、違って見えてくる気がします。
■なぜ漢字は「如月」なのか?
読み方は「きさらぎ」ですが、漢字では「如月」と書きます。 「如」という字には、「従う」「〜のごとし」という意味があります。実はこれは中国の古典に由来しており、厳しい冬が終わり、万物が春に向かって動き出す様子を表しているとも、1月に続いて2月がやってくる(1月に従う)という意味だとも言われています。 日本人は、この中国から来た「如月」という漢字に、日本独自の「きさらぎ(衣更着や気更来)」という読み方を当てて、季節感を表現したのです。
三寒四温を感じながら 衣を更に着るほどの寒さと、陽気が更に来る暖かさ。 その両方が入り混じるのが、2月という月なのかもしれません。
寒い日と暖かい日を繰り返しながら、様々な生命が色めく春へと近づいていきます。






