先日、桑名市にある東海道五十三次をモチーフにしたという公園を訪れました。「歴史を語る公園」という言葉に心躍らせて行ったのですが、正直に言うと、珍しくちょっと肩透かしを食らってしまいました。

公園を想像していた私には、当時の賑わいを再現した宿場町のジオラマや、旅人たちの暮らしを伝える展示などがあるのかな、という期待がありました。しかし、実際は、歴史的な説明板がポツン、コンクリートでできた小さな富士山がポツンと立ち、日本橋をモチーフにした橋がかかっている、小さな細い広場という感じでした。

しかし、この体験を通じて、ふと気づかされました。
私たちの「今」もまた、東海道の歴史
もしかすると、この公園は私たちに、かつての東海道を「再現」して見せるのではなく、「想像」させてくれる場所なのかもしれません。かつて旅人たちが歩いたであろう道を、今、私たちが歩いている。そのこと自体が、歴史の連続性を示しているのだと。

私は、この公園で東海道53次を再現した展示を見ることはできませんでした。しかし、その代わりに、かつての旅人と同じように、自分の足で歴史の跡地を歩くことができたのです。
桑名宿は、東海道五十三次の中でも、名古屋から船で向かう重要な宿場でした。この公園は、その面影を今に伝える場所なのかもしれません。






