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2026[Sat]
01.03

愛知は7日、三重は15日?家綱のお触れで変わった「松の内」と、ゆっくり初詣のすすめ

日々雑感



あけましておめでとうございます。 新しい年が明け、いかがお過ごしでしょうか。

今日はお正月3日目。 どこもかしこも初詣の参拝客で賑わっている頃ですね。

「そろそろ初詣に行かないと…」と少し焦っている方もいらっしゃるかもしれませんが、もし人混みが苦手だったり、寒さが心配であれば、「あえて今は行かない」という選択肢はいかがでしょうか。

実は、私が住む愛知県と、このブログのテーマである三重県とでは、お正月の期間を表す「松の内(まつのうち)」の長さが違うことがあります。

今日は少し歴史のお話を交えて、この違いについて紐解いてみたいと思います。

そもそも「松の内」とは?

松の内とは、家の前に門松が飾られている期間のことです。 お正月の神様である「年神様」は、この門松を目印にして空から降りてこられ、家に滞在されると言われています。

つまり、松の内とは「神様が家にいらっしゃる期間」。 この期間中にお参りすれば、十分にご利益があると言われています。


なぜ7日と15日に分かれたのか?

一般的に、私の住む愛知県など関東寄りの地域では「1月7日」まで。 対して、三重県など関西寄りの地域では「1月15日(小正月)」までとされています。

なぜ地域によってこんなに差があるのでしょうか?

実は江戸時代の初めまでは、全国的に「1月15日まで」が松の内でした。

これを変えたのが、江戸幕府・第4代将軍の徳川家綱です。

きっかけは、1657年に起きた「明暦(めいれき)の大火」でした。 江戸の街の大半を焼き尽くしたこの大火事の後、幕府は火災予防に神経を尖らせました。 そこで、「燃えやすい松飾りをいつまでも置いておくのは危険だ」として、「飾りは1月7日には燃やして片付けるように」というお触れを出したのです。

お膝元である江戸(関東)ではこれが徹底され、期間が「7日まで」に短縮されました。 しかし、距離の離れた関西地方まではこの命令の影響が強く及ばず、昔ながらの「15日まで」という風習がそのまま残ったそうです。

三重県の神様はゆっくり待ってくれています

歴史を知ると、地域の違いも面白く感じられますね。 三重県では昔ながらの風習が色濃く残っており、神様も1月15日頃までゆっくりと滞在してくださっています。

つまり、15日頃までは「まだお正月」なのです。

三が日の激しい混雑の中、寒さに耐えて並ぶのは、シニア世代でなくても体力を消耗します。

神様は逃げたりしません。 三が日を過ぎて、人出が落ち着いた頃に。 あるいは来週に入ってから、お天気で暖かい日の昼間に。

ゆったりとした気持ちで手を合わせるのも、とても贅沢な新年のスタートだと思います。

私も今年は、三重の「15日文化」にあやかって、少し時期をずらしてゆっくりお参りに行こうと計画中です。

皆様も、ご自身の体調を第一に。 無理のない範囲で、よいお参りをなさってくださいね。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


シニアライフアドバイザー ライター:添田 浩司

安心安全な住まい、日々の健康や、自分らしい暮らしに役立つ情報、地域の話題などを、様々な視点から配信していきます。

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